煩悩フレンズ

腐レンズ搭載坊主がざっくりぐだぐだ書くよ

第1回 「生きること」に苦しむBL

「四苦八苦」のヲタク的美味しさを腐女子視点で味わっていこう第一回

前記事でも引用しましたGoogle検索で出てくる説明

《名・ス自》非常な苦しみ。また、あらゆる苦しみ。仏教で、生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・五陰盛(ごおんじょう)苦の四苦を加えた言葉。
の通り、トップバッターは「(しょう)」です。


「老・病・死」は、私たちを苦しめるものとして理解しやすいかと思いますが
「生きること」が「苦」である、とは……? ってなりますね。


生きることは煩悩と直結しています。
生=煩悩と言ってもいい。


ああしたい、こうしたい、こうなりたい。
人間の生は常に色んな願望とともにあるものですが、
はたしてどれだけの人が「望んだ通りの人生」を歩めているでしょうか。

思い描いた通りの人生を歩むスーパー勝ち組……
そんな奴おらんやろ。
超絶勝ち組に見えるスーパーイケオジ(あっ すみません個人的な好みが)でも、何かしらのアレを抱えているものです。


自分自身のことだけでも思い通りにならないのに、
そこへ他人まで絡んでくるんだから。
人生、思い描いた通りになんざなるわけないんです。


生きていれば煩悩(=何かしらの願望や欲求)は必ず起こる。
それが思い通りにならない。だから苦しい。

ざっくり言うと、それが「生苦」ですね。



極端な例をあげて、自分という存在が異質であると認識しているキャラクターが居るとします。

周りと「同じ」でないことに疎外感を抱き、「生きにくい」と感じていることでしょう。
その思いを抱えたまま生きることで、性格なり常識なり善悪なりが歪んでしまうこともあるでしょう。


引き出しが少ないのでアレなんですが、
PSYCHO-PASS槙島聖護とかが大体そんな感じなんじゃないかなーと思います。
(解釈違いがあったらすまない…)

ノイタミナ放送当時、狡噛と槙島のあのラストを見て私は思いました。


>>> 理想の生苦エンド <<<



ヒロアカの爆豪勝己みたいな子に「生きにくさ」を見出だすのもいい。
ただの好みの暴露になってますが、るろ剣の志々雄真実とかも生苦を見る対象としては大変美味しいです。

よくよく考えてみたら、大抵の主人公やラスボス級の悪役って「異質」な何かを持ってることが多いんですよね。
なのでそこを「生きにくさ」として掘り下げてみるのも面白いかもしれません。



「生きること」を苦しいと感じているキャラクターに対して

・同じ苦しみを抱えるキャラクターを絡めた馴れ合い展開、命を委ねる展開、心中展開。

・または圧倒的光属性キャラクターをぶつけて、一緒に光の世界へと旅立つハッピー展開。

・はたまた、光属性に一時は癒されたものの、同じものにはなれないと苦しみ、離れることを選ぶ展開もまた良し。



生きることそのものを苦しいと感じているキャラクターの憂いの魅力は無限大です。

そこへぶつけるのは陰か? 陽か?

優しく寄り添って癒して良し。
理解や同化で馴れ合って良し。
●してくれと望まれるまま●すも良し。

どれが一番萌えをくすぐられる形でしょうか。
みんなちがって、みんないい。


R字書きの個人的嗜好を申し上げますと、
同属性同士の馴れ合い快●堕ちずぶずぶ展開おいしいです。
それだけで存在保たれてるくらい依存して。


恋愛ものは「苦」とともにあるべし。
というのが持論なので、これからいくつかの記事に渡って「苦」のバリエーションを垂れ流していきます。

基本こんな感じでとりとめもなく書いていくので、
ゆるーっとよろしくお願いします。