創作物は「苦悩」でぐっと旨味が増す
はじめまして。
二次創作でBLカップリングものの文章を書いている稲田です。
一般的に恋愛ものといえば、なんやかんやあってハッピー(orトゥルー)エンドを迎える形が多く好まれる傾向にあるのかなと思いますが
(いやまあターゲットの年齢層によって異なりはするんでしょうけど…)
二次創作界隈では、バッドやメリバも結構な割合を占めているのかなーと思います。
着地点の形はどうであれ、そうした物語に「苦悩」はつきものというか
苦悩のない恋愛話ってあるの!?
くらいに思っているのですが……
(※あくまで個人の感想です)
さて、
苦悩がまったく発生しない恋愛もの、とは。
出会う! 惚れる! 相手も同時に一目惚れ!
スペックオールクリア! すべてにおいて問題ナシ!
なんならあっちの相性も超絶ヨシ!
!!!!! ハ ッ ピ ー エ ン ド !!!!!
おめでとう!
そんなハッピーまみれの物語も、幸せいっぱいで大変よいと思います。
推しがただただ幸せに浸りまくってる話を読みたいときもあります。
ですが、自分が書くとなると技術的な問題で三行で終わってしまいそうです。
個人的には、最終的にハッピー系に落ち着くにしても
お互いのしがらみとか色んなものにがんじがらめになって
四苦八苦しながらなんやかんやで丸く収まる話を書くのが好きなのかなーと
長い腐歴を経て最近やっと気付きました。
はい出ました、四苦八苦です。
苦悩ですね。苦悩。
4苦しんで8苦しんで、なんかめっちゃ苦悩してる。どんだけ苦悩すんの。
そんなに苦しいのてんこ盛りは嫌だなーと思うんですけど
これが推しのこととなると萌えてしまうのが腐の悲しい性。
推しが自分の気持ちをコントロールできなくて苦しんで
相手にうまく伝えられなくて苦しんで
両想いになったのになんか色々あって苦しんで
たいへん! かわいそう!! ……すき!!!!
「四苦八苦」は割合メジャーな四字熟語だと思います。
Google検索窓に突っ込めば、
《名・ス自》非常な苦しみ。また、あらゆる苦しみ。仏教で、生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・五陰盛(ごおんじょう)苦の四苦を加えた言葉。と、これが仏教思想由来のものだというのも簡単に知ることができるのですが
結構これ(ヲタク的な意味で見て)美味しいんです よ !!!
ということで
ちょっとばかり仏教思想をかじっている稲田、その美味しさを腐女子的解釈でお伝えしたいという不純な動機ではてブロはじめました。
かなりざっくり説明からヲタ思想へ持っていく内容なので、
宗教思想として読みたい方には向かないと思いますが…
どうぞよしなに