煩悩フレンズ

腐レンズ搭載坊主がざっくりぐだぐだ書くよ

第2回 「老いること」に苦しむBL

「四苦八苦」のヲタク的美味しさを腐女子視点で味わっていこう第二回

「生・老・病・死」と簡単にまとめられているのを、あえて分割していきます。
(単に話をまとめるのが下手なだけですまない…)


今回は「老いること」の苦しみ「老苦」です。


人はこの世に生まれた瞬間から「老いる」ことをはじめ、「死」へと向かっていきます。
命あるものとして生まれてしまったら「死」は避けられず、その過程として「老」は必ず起こります。


「老いること」を「苦しい」と感じる。

そこにあるのは「生」や「若さ」への「執着」です。
仏教的には(しゅうじゃく)と読みますが、意味合いは一般的な執着と同じでいいです。


生きているほうがいい。
若々しくあるほうがいい。

そちらのほうが優れている。


そう思うから、自身が衰えてゆく「老い」を「苦しい」と感じるんですね。



私もそこそこの年齢なので、頭の天辺から足の爪先まで燃料タンクみたいな我が子と遊んでいると衰えを感じます。
こんなんで小学校の運動会(主に親子競技)を乗り切れるのか、今から不安で仕方ない。

洗顔後のニベア青缶ガッテン塗りとかダメ絶対。ちゃんと化粧水しよう。
ハンドクリーム塗っても塗っても潤いがすぐ失せる。
実は最近、紙捲るのにちょっと難儀してる。この前コピー本作るとき改めて凹んだ。

ああ、言ってて悲しくなってきた。

老いるのつれーな。つれーよ……


マジで苦だわこれ。



「老い」をテーマに何か例を、と考えてみたのですが、やっぱり引き出しが……。
しばらく悩んで捻り出したのが

鋼の錬金術師ホーエンハイム

彼は「周り人の老いや死を見送る側」だったので、自分自身の問題ではないため本来の「老苦」の理解からは外れますが。
自身の不老不死を求めていたので、鋼ならクセルクセス王やシン国皇帝のほうが合ってますね。


「老」を「苦」として捉える。という点だけに注目して言えば、


・自分が老いるのが苦しい、主観的な「老」

・相手が老いるのが苦しい、客観的な「老」


どちらもネタとして大変に美味しいです。
ホーエンハイムを引っ張り出したことで後者もネタとして挙げられることに気付いたので、結果オーライ。


若者と恋に落ちたおじさんが、諸々で体力的な衰えを感じて思い悩むのもよし。
(おじさんかわいい)

AIなどの人工物と人間、神や妖と人間……のような、片方が老いない系でもよし。
(異種族おいしい)

愛する者と同じように老いて同じように朽ちていけない、というのも切ないですね。


亡くなった友人の写真を見つめながら

「お前はいつまでも若いままだな……」

などと話しかける、そんな片方の時間が止まっている系も私は大好きです。
(尚、某マスタング大佐で再生したことをご報告しておきます)



素敵に年齢を重ねたイケオジが、実は自分の衰えにコンプレックスを抱いているのとか……萌えません?
(おじさんかわいい)(二回目)

最近自分の推しが若い子×おじさんの歳の差カップリングなので、老いネタ推したくて仕方ないんです今。
(ただしうちの推しはイケオジではない)(どちらかというとダメンズ